2023年9月25日月曜日

人の役に立つ事、それ以上に大切なことは何か




ギャラリーでのバイトが始まって、早6回目(ちょうど1ヶ月くらいか)。
6回目ともなると、不思議と慣れてくるものである。
バイトに行く前は、
接客業は学生時代以来で約5年ぶりだったので
上手くできるか不安だった。が、
お客さんとお話することもまあまあ慣れてくるもので
今日は来廊してくださった何人かと少しだけ立ち話もできた。
やれば慣れるものだなあ。人間って順応性高いなあ。と、
自分のことなのに他人事のように思う。
(まだまだ接客としてはおぼつかなかったり気が利かなかったりするところもあるけれど。)

しかも、レジをしながらパソコンでの作業があったり
作品の搬入、搬出作業があったりと、
いろんな作業があって飽きないところが私に合っているように思う。
そのかわり、作品購入の際には大きなお金が動くので、レジの押し間違いや
売上管理は要注意だ。作品の移動にはものすごく神経を使う。

パソコンでの作業は、前のゲーム会社で培ったスキルも活かせる内容で
まさか、ギャラリーでのバイトで活かせるとは思わなかった。
4年半やってきたことが無駄ではなかったなあと思えた。
労働は悪っていう言葉もあるけれど、
「人の役に立てるって嬉しいことだな」と思う。
1年ほど仕事をお休みして、自分の絵を追求しようと思って過ごしていたけれど、
どうやら私は誰かにありがとうと言われることで自信を得ていくらしい。

でも反対に、こうも思う。
人にありがとうと言われなくても、人に認められなくても、
自信を持って生きていいのだとも思う。
自分がそこにいる理由を、何かと引き換えにしなくてもいい。

子供を見ていると心底そう思う。
その子がそこに居るだけで周りが癒されていく。

「そこにいるだけ」の大人が許されないのはなんでかなって思ったけれど
たぶん許せないのは自分自身で
自分の人生を大切にしていたら、「何か」はしてしまうもので
「ただそこにいる」に耐えられるほど人は強くないんじゃないか、と思った。
(マツコデラックスが昔、「引きこもりは強い、普通は引きこもれない」って言っていた)

そこにいるだけができないから、
詩や絵や音楽で、大人は表現するんだね。
そしてみんな表現したらいいのにな、と思う。
ものづくりには「そこにいるだけ」ってゆう愛があるね。


今日も話はまとまらずに。

おわり










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